日本で働くことは本当に損なのか

 

はき違えた「まじめ」さは、「みじめ」な結果を招く。

日本人は「真面目で勤勉である」という言葉をよく耳にするが果たして、本当にそれは正しいのだろうか。

世界を見渡せば、海外の大学生は昼に企業でインターンシップを行い、夕方から授業を受けるライフスタイルも多い。

21世紀になって何年経っているのだろうか。もはや、「日本人」だから「アメリカ人」だからというような切り口で会話をする時代ではない。

いま必要な概念は、全てを理解する「地球人」的な感覚だ。そこにローカル的な視点を掛け合わせる。

「地域を俯瞰し、そこにマーケットを作り上げる」。

 

私たち、『TSUKIJI FISH MARKET Inc.』は商社機能を兼ね備えた「サードウェーブ」の世界企業だ。

「サードウェーブ」、つまり「第三の波」だが、これは私たちの水産業界以外にも当てはまることだ。

例えば家電業界は、日立・東芝・パナソニックなどの大手企業がある中で、近年の需要にマッチする、お一人様家電を作るような「バルミューダ」、美味しいお米を炊くという事に特化した「伊賀焼長谷園」などが台頭している。

そしてコーヒー業界では、家庭でインスタントコーヒーが飲まれていた日常から、カフェスタイルの「スタバ」等でコーヒーを味わう事がステータスとなり、ちょっとした贅沢が広まった。

しかし、その均一的な品質や空間では満足できない顧客のニーズから生まれたのが、「ブルーボトル」・「星乃珈琲」などのサードウェーブだ。

 

批判的な内容として、現状を揶揄するつもりはない。世界のルールが変わったというシンプルなことだ。

サッカーにおいて、「手を使ってはいけない」というルールが、「手を使ってもいい」に変わっているような意味合いだ。

そのような環境変化が今まさに起こっている。

ただ、一点だけ忘れないで欲しいことがある。

矛盾するような話だが、「変わる」という認識は「変わる以前」を知っているからこそ、より深く強く理解できる。

例えば江戸時代から明治維新を経て、明治昭和と進む過程で、間違いなく前時代の良い面は継承している。

壊さなければいけない「悪い部分」は、壊してはいけない「良い部分」を知らないと壊せない。

 

さあ、私たち『TSUKIJI FISH MARKET Inc.』と共に新しい価値を生み出そう。

さらなる、フォースウェーブ(第四の波)を作り上げよう。

そうすることで、きっと母国の良さを再認識することも出来るだろう。

変わり続けていくこと以外、生きる術はないのだから。