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家庭でのお食事が増える現在において、築地セレクションズを刷新致しました。
https://tsukiji-fish-market.com/tsukiji-selections/
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第十二回 分岐点
築地市場では毎日20億円の水産物が取引され、取扱魚種は450種類も及ぶ。 勿論、全ての取引情報が手元に集まり、仕訳整理するまでは言わないが、かなりの生データーを毎日大量に処理する。 数魚種のプロフェッショナルになるセリ人…
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第十一回 活路
「死ぬこと以外、大したことではない」そこからの彼は生き方が変わった。 日々の過ごし方が変わる事で、結果も変わる。 闘うことでしか、前には進めない。 何を見ても、何を感じても、これから何を探すとしても..何を残し、何を捨て…
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第十回 起死回生
深い絶望と強い自己嫌悪に襲われる。 言葉を敢えて選ばないとすれば、「もう俺は障害者なのか・・・」そんな気持ちでしかなかった。 「右内耳層破裂症」、三半規管の障害により、平行感覚が麻痺し眩暈・頭痛・耳鳴りを引…
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第九回 自信喪失
「何が違うんだろう。どこを見てるんだろう。」彼の疑問に上司はただひたすら、行動のみでしか教えようとしなかった。 「俺の魚を見ろ」そういう強い雰囲気だけが伝わってきていた。 朝0時半出社の生活が続き、1年半が…
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カナダ・バンクーバー「Tojo’s restaurant」のオーナー兼ヘッドシェフであるTojoさん御一行の築地・豊洲市場視察についてご同行致しました。
Tojoさん御一行の築地・豊洲市場視察についてご同行致しました。 Tojo様が世界において初めてカリフォルニアロールを料理として提供したとされており、紛れもなく一つの時代を築き上げた方です。 …
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第八回 現場力
彼は、自らの視座を「現場」に置く意味を「強み・差別化」へと将来活用していくことになる。 毎週の漁業研究において、彼は現場というものの重要性・変動性・非効率性に気が付き、現場での意味合いをより深く考えるようになった。 &n…
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カナダ・ビクトリアにて発行されている「さくら通信第242号」に、弊社BtoC事業である築地セレクションズが掲載されました。
一つの信念を持って進めている事ですので、大変有難いことです。 『カナダと日本の水産市場に新風を吹き込む 』 「バンクーバーの沖合に生息する魚は300 種類以上なのに、地元の市場に出回る魚はたったの20種類。…
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第七回 自分軸
「全ては漁獲時に決まっている」ということだ。 言い換えるならば、「魚は現場での取り扱いで、その後の品質が全て決まってしまう」ということであり、鮮度に対してどれだけ注視出来るかが着荷状態を大きく変える。 彼は、自らの視座を…
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第六回 3つ目の出会い
漁獲1回に対して、食べられるのに捨てられている魚が予想以上にいる。 どうすれば、こういう不遇な魚たちを減らすことが出来るのだろうか。 毎週のように都内から伊豆半島まで通い、漁師と苦楽を共にし、暑い日も寒い日も漁に同行、彼…